DAZN vs スカパーはどっちが良い？
スポーツ中継を観る上で、放送が途中で終了してしまうことがあります。そのため、試合終了まで視聴したい方におすすめなのは、スポーツを有料で配信するサービスであるスカパーやDAZNなどです。
これらのサービスにはそれぞれ特徴があり、料金やコンテンツ内容を比較してみることが重要です。
結論を述べると、主な違いは次の4つです。
- DAZNは広島を除く11球団が主催する試合を対象にしていますが、スカパー！は全12球団をカバーしています。
- DAZNはオンラインでのストリーミングサービスで提供されていますが、スカパー！はBS・CS放送およびアプリを通じて視聴可能です。
- DAZNでは見逃し配信が利用可能ですが、スカパー！は録画機能が提供されています。
- DAZNの月額利用料金は3,700円（税込）であり、一方でスカパー！プロ野球セットは月額4,483円（税込）です。
当記事では、DAZNとスカパーを徹底比較し、どちらがお得なサービスなのかを検証します。
DAZN（ダゾーン）の概要
“DAZN”（ダゾーン）は、好きなスポーツを自分の好きな方法で、好きなだけ楽しむことができる映像配信サービスです。
月額料金は3,000円（税込）で、明治安田生命Jリーグ、欧州サッカー、プロ野球、F1など多岐にわたるスポーツコンテンツが楽しめます。
また、LIVE配信以外の番組コンテンツもスポーツ全般に特化しており、映画、ドキュメンタリー、アニメなどもスポーツに関連したコンテンツとなっています。
DAZNは年間で1万試合以上のスポーツコンテンツを提供し、ライブ中継や見逃し配信が可能で、テレビやスマートフォンなどさまざまなデバイスで楽しむことができるのが特徴です。
＞＞DAZN公式ページへ
スポーツ専用の動画配信プラットフォーム
DAZNはスポーツ専門の動画配信サービスで、スポーツの試合中継や見逃し配信、選手やチームに焦点を当てた特集動画などを提供しています。
このサービスは、総合スポーツサービスとして広範なスポーツを扱っており、価格に比して取り扱うスポーツの種類が豊富です。特にサッカーや野球に力を入れており、国内外の試合をカバーしています。ただし、一般向けの映画やドラマなどは提供していません。
アンテナ不要
DAZNはWEBブラウザやスマホアプリを主に使用するWEB動画配信サービスで、スマホやパソコン、インターネット環境があれば手軽に利用できます。BSやCS対応のテレビやアンテナは不要で、ストリーミングデバイスやゲーム機があればテレビでの視聴も可能です。
見逃し視聴や同時視聴も可能
また、DAZNは同時視聴や見逃し配信にも対応しており、1契約で2台までの同時視聴が可能です。これにより、家族で異なる番組を同時に楽しむことができます。
スカパーの特徴
スカパーはスポーツ系のチャンネルだけでなく、全体で9つのスポーツチャンネルがあり、総合で73チャンネルを提供しています。また、お得なチャンネルセットパックも用意されており、選択肢が豊富ですが、どれを選べばいいか迷うこともあるでしょう。
チャンネルごとに契約可能
スカパーの最大の特徴は、チャンネルごとに契約できることです。多くのチャンネルを契約して網羅したい方も、スポーツチャンネルを少しだけ視聴したい方も、自分の希望に合わせたプランで契約できます。また、スポーツ以外のチャンネルも必要なものだけを選んで契約することが可能です。
4K画質に対応
さらに、スカパーには通常の「スカパー！」以外にも「プレミアムサービス」と「プレミアムサービス光」があり、これらでは4K画質での放送が楽しめます。4K対応のテレビを使用している場合、高画質な放送を楽しむことができ、スポーツ中継も4K画質に対応しています。
オンデマンド対応
スカパー！オンデマンドは、スカパーのオンデマンドサービスであり、スマートフォンやパソコンだけで契約できる便利なサービスです。
通常、スカパーはCS放送のアンテナや対応テレビが必要ですが、スカパー！オンデマンドではCS放送に対応していない環境でも手軽にスカパーの番組を楽しむことができます。
＞＞スカパー公式ページへ
コンテンツ面での比較
コンテンツの面で比較すると、スポーツ視聴の点では類似していますが、視聴可能なスポーツの種類やその他のエンターテインメントコンテンツにはいくつかの違いがあります。
DAZNは欧州サッカーの5大リーグやJ1・J2・J3の全試合、MLB、F1、テニス、総合格闘技など、多岐にわたるスポーツイベントを配信しています。2018年以降はプロ野球11球団の主催試合も提供され、サッカーと野球の両方を視聴できるようになりました。
一方で、スカパー！はスポーツだけでなく映画や音楽など多様なエンターテインメントコンテンツが豊富です。ただし、パック外のチャンネルに関しては別途契約が必要となります。CS放送のため、アンテナやチューナーの設定が必要な場合もありますので、利用者はこれに留意する必要があります。
特定のスポーツやエンターテインメントに焦点を当てる場合、それぞれの特長や提供されるコンテンツに注意が必要です。
サッカーについて
サッカーにおいては、DAZNが有力で、10年以上にわたって独占中継されていたJリーグ放映権もDAZNに奪われました。
スカパーは現在も一部カップ戦を含む一部のサッカーコンテンツを提供していますが、ユーザー流出の影響か、欧州サッカーのコンテンツも弱まっています。
全試合やスカパー独自チャンネル「スカサカ」を観たい場合は、DAZNと併用することも検討できますが、料金の差異があるため、サッカーファンにはDAZNが充分に満足できる可能性があります。
野球について
一方で、野球においてはスカパーが強みを持っています。セ・リーグにおいては、DAZNが一部球団のホームゲームを放送できない一方で、スカパーはセ・リーグ全試合とパ・リーグにおいても全試合を放送します。
スカパーは球団ごとにキャンプ中継や解説コンテンツ、チケットプレゼントなどの企画も提供しており、プロ野球ファンにはおすすめです。
ただし、メジャーリーグを中心とする場合はDAZNがおすすめで、特に日本人選手が所属する球団のゲームはDAZNで視聴できます。しかし、スカパーでも人気選手のゲームは視聴可能なため、選択は迷うこともあります。
